大引けの日経平均は4円高の3万9,372円、TOPIXは7ポイント高の2,749ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は824、下落銘柄数は750。出来高は17億703万株、売買代金は3兆8,412億円。
日経平均は下げ渋りを見せた。金融株が堅調でTOPIXは底堅かった。
台湾TSMCの11月売上が10月比12%減となり、ディスコなど半導体関連は下落した。
モルガン・スタンレーが中国の財政政策は「バズーカ」とはならないと予想し、上海株の上値が重く、安川電機や日ペイントは反落した。ただ、良品計画やパンパシフィックナショナルは高い。
防衛増税が報じられ川崎重工やIHIなどが買われた。
保険のT&Dはみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。説明会で配当目線の切り上げが示唆されたことに期待感を表明した。
山崎パン(2212)はJPモルガンが新規に「Overweight」と発表した。製パン業は労働集約型のビジネスモデル。そのため、賃金インフレによる固定費の増加を、値上げを含めた売上成長で吸収する必要がある。山崎パンは25年1月からパン製品を値上げするが、これまでの原材料高に起因した値上げと異なり、今回は人件費増が主因。食品業界において、「賃金と物価の好循環」を象徴する事象と紹介した。
株式非公開化観測のトプコンは2日連続ストップ高。
富士ソフトはベインキャピタルがKKRを上回る買付価格を再提示したと報じられ上昇した。
業種別上昇率上位は銀行、保険、繊維、精密、ノンバンクで、下落率上位は電力ガス、鉱業、ガラス土石、医薬品、ゴム。(W)