TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 与党の中小企業・個人事業者に対する家賃給付支援策が好感され、日経平均は高値引け。鉄鋼や非鉄、海運、外食産業が高い
速報・市況2020年5月8日

☆[概況/大引け] 与党の中小企業・個人事業者に対する家賃給付支援策が好感され、日経平均は高値引け。鉄鋼や非鉄、海運、外食産業が高い

大引けの日経平均は20,179.09円の504.32円高、TOPIXは1,458.28ポイントの31.55ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,835、値下がり銘柄数は287。出来高は13億7,239万株、売買代金は2兆3,913億円。
14日以降、緊急事態宣言が解除される県が段階的に出てくることや、与党が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い家賃の支払いが困難な事業者に対して、支払った家賃の3分の2を給付する支援策を決定したため、景気の落ち込みが緩和されるという期待から日経平均は上昇した。
景気敏感セクターの鉄鋼株や非鉄株、海運株が買われ、新型コロナウイルスによる打撃が大きい外食産業のDDホールディングスやスシローグローバル、クリエイト・レストランツが値上がり率上位となった。
化粧品各社が大幅減益予想を余儀なくされる中、ファンケル(4921)は増益計画を提示したことが評価され、急騰した。
牧野フライスは今期営業赤字予想だが、野村証券から足元厳しいが、回復が早い中国売上の構成比が高いため、今後1年では投資妙味が大きいと報告され、大幅高となった。
一方、任天堂は今期営業減益見通しで売られ、新型コロナワクチン関連のタカラバイオは利食い売りに押された。
業種別上昇率上位は鉄鋼、非鉄、海運、陸運、卸売で、下落はその他製品。

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