大引けの日経平均は97円高の3万3,036円、TOPIXは4ポイント高の2,377ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,076、下落銘柄数は672。出来高は13億4,779万株、売買代金は3兆4,891億円。
日経平均は序盤安かったが、終盤は小幅高に戻した。
中国の不動産開発大手の碧桂園がドル建て社債2本の利払いを実施と報じられたため、まずはデフォルト回避と安心された。
川崎汽船が堅調で中国関連の安川電機も買われた。電子部品の村田製作所と太陽誘電も上昇した。
OKI(6703)は信越化学と窒化ガリウム(GaN)を使ったパワー半導体の素材を低コストでつくる技術を開発したと報じられ急騰した。
ニトリは日経平均に採用決定が好感された。
メルカリも日経平均に採用されたが、ジェフリーズ証券が投資判断を「BUY」→「HOLD」に下げたため売られた。マーケットプレイスに関する好材料はすべて、株価に織り込まれていると判断したことが格下げした理由。
一方、日経平均への採用期待が外れたソシオネクストは下落した。
JFEは増資と転換社債の観測報道で下落し、会社側も発行を決議したと発表した。
業種別上昇率上位は精密、不動産、鉱業、海運、繊維で、下落率上位は鉄鋼、金属、医薬品、情報通信、ガラス土石。(W)