TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 中国首相が自国経済の厳しさを指摘したため、日経平均は下落。半導体関連の下げも重石に。旅行関連は高い
速報・市況2022年5月26日

☆[概況/大引け] 中国首相が自国経済の厳しさを指摘したため、日経平均は下落。半導体関連の下げも重石に。旅行関連は高い

大引けの日経平均は72円安の2万6,604円、TOPIXは1ポイント高の1,877ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,036、下落銘柄数は718。出来高は10億8,581万株、売買代金は2兆7,142億円。
朝方は反発したが、中国の李克強首相が中国経済の厳しさを指摘したため、下落した。
なお、上海株は朝方売られたが、李克強首相が景気安定政策の実施細則を5月末までに打ち出すよう求めたため、切り返した。
これに対して、日経平均は半導体関連株の下落が重石となった様子。
米半導体大手のエヌビディアの5~7月期の売上見通しが、アナリスト予想を下回り、時間外取引で急落したため、東京エレクトロンやレーザーテックなどの半導体関連は下落した。
中でもアドバンテストはみずほ証券が「中立」継続で、目標株価を下げたことも足を引っ張った。高い受注残はアドバンテストの供給能力に不安を感じるユーザーが、必要量以上の発注を行ったためであり、最終需要に基づくものではないと推測している。
DeNAは医療ベンチャーのアルムの買収金額が割高で大幅安となった。
一方、川崎汽船とトヨタが買われ、神戸物産は月次速報で上昇した。
政府が6月に外国人観光客受け入れ再開観測で空運と旅行関連は買われた。
税繰り延べメリットのオペレーティングリース商品を手掛けるFPGは、東海東京調査センターの格上げで高騰し、JIA(7172)にも連想買いが入った。

業種別下落率上位は非鉄、電機、精密、石油、水産農林で、上昇率上位は空運、陸運、輸送用機器、ゴム、不動産。(W)

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