大引けの日経平均は97円高の3万3,451円、TOPIXは10ポイント高の2,378ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,077、下落銘柄数は524。出来高は11億9,744万株、売買代金は3兆579億円。
AI向け半導体で急成長している米国のエヌビディアは第3四半期の実績と第4四半期の見通しが共にアナリスト予想を大きく超過したが、前日に過去最高値を更新していたため、時間外取引では利益確定の売りに押された。
東証ではアドバンテストを始めとした半導体関連が反落し、日経平均も安寄りしたが、寄り付きを安値(171円安の3万3,182円)にすぐに反発に転じた。
日本では本日から中間配当の支払いが始まり、昨年の6.5兆円に対して今年は7兆円レベルに増加する見込みなので、配当金による再投資が期待された。
川崎汽船やJT、日本製鉄、コマツといった高配当利回り株が買われ、低PBR銘柄の紙パルプにも買いが入った。
日経平均は前場に一時、239円高の3万3,593円となったが、米国の年末商戦は富裕層が支出を抑制するのではないかという見方から伸び悩んだ。
日本では気温低下による冬物衣料の購入期待で、ユナイテッドアローズ(7606)やアダストリア、パルが買われた。
業種別上昇率上位は海運、紙パルプ、非鉄、水産農林、その他製品で、下落は空運、石油、鉱業。(W)