大引けの日経平均は181円高の2万7,431円、TOPIXは11ポイント高の1,918ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,218、下落銘柄数は547。出来高は10億4,471万株、売買代金は2兆7,070億円。
日経平均は3日続伸となったが、時間外取引でナスダック先物が売られたため、今晩の米国株反落が警戒され、終盤伸び悩んだ。
25日の米国では住宅価格や消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことを受け、FRBが年内に利上げペースを鈍化させるという期待から米国金利が低下したため、26日の東証プライム市場ではグロース株が買われ、キーエンスやベイカレント、SHIFT(3697)が高く、サイボウズは大発会以来の年初来高値更新となった。
その他、エーザイやペプチドリームなどの医薬品も上昇した。
リョーサンは業績上方修正で急騰を演じた。
一方、米国半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算がアナリスト予想に届かず時間外取引で売られたため、レーザーテックは下落し、東京エレクトロンは小幅安となった。
海運大手3社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、2024年3月期のコンテナ船運賃はコロナ前の2019年3月期に近い水準に低下すると予想し、レーティングを「Neutral」→「Underweight」に下げたことで売られた。
業種別上昇率上位は医薬品、サービス、ノンバンク、精密、その他製品で、下落率上位は海運、陸運、石油、鉄鋼、ゴム。(W)