大引けの日経平均は162円高の2万8,641円、TOPIXは2ポイント高の1,979ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は864、下落銘柄数は867。出来高は8億5,551万株、売買代金は2兆548億円。
今晩の米国でFRB議長の講演が行われるが、警戒されてきた分、イベント通過で落ち着きを取り戻すという見方から買い戻しが入った。
日経平均は前場に313円高となったが、後場は様子見姿勢で上げ幅を縮めた。
ソフトバンクグループと東京エレクトロン、日本郵船やメルカリが高く、チタン2社も続伸。東レはマッコーリー証券の格上げを好感した。
ロシアからの肥料調達難で食料危機に陥ることが警戒され、農薬と肥料メーカーのOATアグリオ(4979)が急騰した。
一方、島津製作所は子会社の島津メディカルシステムズの熊本営業所の幹部社員が、熊本県内の公立病院に納入した「エックス線テレビシステム」に回路を遮断するタイマーを仕掛け、故障を装って部品を交換していたことが報じられたため、売られた。
ジャフコは旧村上ファンド系投資会社のシティインデックスイレブンスの持株比率が低下したため、大幅安となった。
業種別上昇率上位は繊維、機械、鉄鋼、非鉄、空運で、下落率上位は石油、サービス、鉱業、医薬品、証券。(W)