大引けの日経平均は62円高の3万8,633円、TOPIXは3ポイント安の2,725ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は746、下落銘柄数は841。出来高は13億1,087万株、売買代金は3兆1,756億円。
フランス株式の反落を受けて、日経平均は前場に307円安となった。
だが、休場明けの米国エヌビディア株の動きに期待して、後場は押し目買いが入った。アドバンテストやイビデン、TOWAが買われ、太陽誘電と村田製作も堅調。
第一三共やペプチドリームといった医薬品株も高い。
反面、不動産株と証券株が売られ、データセンター関連のさくらインターネットとフジクラが安い。
日本取引所グループは19日、東証株価指数(TOPIX)の新たな改革案を公表した。
時価総額が大きい順に累和して96%を占める銘柄群を採用する。すると残りの4%が500銘柄程度になるとの試算も公表した。
現在のTOPIX構成銘柄での下位1,000番目の流通株ベースの時価総額は250億円程度なので、新足切り基準は250億円程度と大和証券では解説。
新ルールは9月ごろに確定し、2026年10月から2028年10月にかけて段階的に移行する予定。
SMBC日興証券は新ルールによってTOPIXから除外されると見込まれる銘柄群を示したが、その中に入っていた関東電化や丹青社、レックが下落した。
一方、TOPIXの改定案ではスタンダード市場とグロース市場からも採用される。
SMBC日興証券が採用が見込まれると紹介した銘柄群から、スタンダード市場ではマクドナルドや住信SBIネット銀行、ナカニシが買われ、グロース市場ではカバーとGNI(2160)、ウェルスナビが物色された。
業種別上昇率上位は空運、医薬品、鉱業、繊維、倉庫運輸で、下落率上位は海運、証券、不動産、食品、銀行。(W)