TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 円安と米国株続伸を受けて、日経平均は寄り付きから2万9,000円回復。メルカリとNECが急騰
速報・市況2023年5月1日

☆[概況/大引け] 円安と米国株続伸を受けて、日経平均は寄り付きから2万9,000円回復。メルカリとNECが急騰

大引けの日経平均は266円高の2万9,123円、TOPIXは20ポイント高の2,078ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,356、下落銘柄数は417。出来高は12億2,921万株、売買代金は3兆1,184億円。
日銀が緩和策を維持し、欧米との方向性の違いから1ドル=136円台後半に円安が加速し、先週末の米国株が続伸となったことも支援材料となり、週明けの日経平均は寄り付きから2万9,000円回復となった。終値での2万9,000円は昨年8月17日以来。
SMBC日興証券はテクニカル分析のレポートで、日経平均の節目として2万9,170円処を挙げている。
これは、2万5,771円(22年6月20日)から2万9,222円(22年8月18日)への上げ幅(3,451円)を2万5,716円(23年1月4日)から上げた水準。
メルカリ(4385)は第3四半期まで4四半期連続で営業黒字を達成し、黒字化が定着したという見方から大幅高となった。
NECは中央官庁・大企業向けITサービスは好調継続が予想され、PBR1倍割れの要因となってきた海外5G事業の赤字も費用圧縮による赤字縮小が期待され、株価は急騰した。
一方、ソニーグループは今期3.2%営業減益予想で売られた。
ソシオネクストは今期の業績鈍化予想で下落したが、為替前提が1ドル=115円のため上ブレを期待する見方もある。
エムスリーは決算がアナリスト予想を下回ったことで年初来安値を更新。
キャリアデザインセンターは第2四半期は第1四半期比減益で急落した。

業種別上昇率上位は陸運、空運、機械、化学、精密で、下落は海運、金属、ガラス土石。(W)

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