大引けの日経平均は26,547.44円の203.80円安、TOPIXは1,760.75ポイントの15.19ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は395、値下がり銘柄数は1,714。出来高は11億6,647万株、売買代金は2兆2,428億円。
新型コロナウイルスの重症患者の増加による医療体制逼迫や香港株安が影響し、日経平均は続落となった。
ソフトバンクグループが売られ、エムスリーは5日続落となり、SUMCOとブイキューブは利食い売りを受けた。
ANAと日本航空が売られ、オリンパスなどの精密や日本製鉄を始めとした鉄鋼株も安い。
一方、燃料電池自動車用水素ステーションに水素流量計を供給しているオーバルは大幅続伸となった。
三井物産や丸紅といった商社株が堅調で、デンカはゴールドマン・サックスによるコンビクションリスト採用が好感された。
王子HD(3861)は9日からの「新機能素材展」でプラスチックフィルムに替る紙製バリア素材やセルロース複合材を出展することが注目されている。
業種別下落率上位は空運、精密、金属、鉄鋼、海運で、上昇率上位は紙パルプ、その他製品、鉱業、卸売、医薬品。