大引けの日経平均は310円安の3万3,264円、TOPIXは1ポイント高の2,296ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は801、下落銘柄数は970。出来高は14億5,273万株、売買代金は4兆940億円。
米フィラデルフィア半導体株指数の4日続落を受け、レーザーテックやアドバンテストが反落した。
米国による半導体輸出規制を受け、中国はレガシー(世代が古い)半導体製造に注力しているが、1、2年後に大量生産されると安価な中国製品に日本の半導体メーカーは対抗できないという解説も影を落とした。
ソシオネクスト(6526)はSMBC日興証券が投資評価を「2(=中立)」に下げたためストップ安となった。今後ハイパースケーラーからのカスタムASICの商談を獲得しても、業績への寄与は早くて2~3年後と予想している。
ソフトバンクグループも反落した。
資生堂は中国注力に誤算と報じられ反落した。
コスモエネルギーは株主総会で買収防衛策を可決したため下落した。
一方、TOPIXは底堅い動き。大手商社が最高値更新を続け、FRB議長が年内2回の利上げ見通しを支持したため、メガバンクが買われ、損保も高い。
関西電力は高浜原発の再稼働時期を決定したため上昇した。
業種別下落率上位は電機、精密、機械、金属、化学で、上昇率上位はその他製品、銀行、保険、卸売、電力ガス。(W)