TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 半導体関連が売られ、日経平均は一時小幅安。三越伊勢丹や資生堂はベインのレポートを嫌気
速報・市況2024年6月19日

☆[概況/大引け] 半導体関連が売られ、日経平均は一時小幅安。三越伊勢丹や資生堂はベインのレポートを嫌気

大引けの日経平均は88円高の3万8,570円、TOPIXは12ポイント高の2,728ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,029、下落銘柄数は574。出来高は13億6,219万株、売買代金は3兆3,474億円。
エヌビディアの時価総額が世界首位となったことを受けて、AI関連のソフトバンクグループや半導体検査装置のアドバンテストが買われ、日経平均は朝方315円高と買われた。
だが、他の半導体関連は総じて利食い売りに押され、日経平均も後場は小幅安になった場面もあった。
保険が買われ、三菱重工が高い。
ニデックはAI向けサーバーの冷却装置を将来1兆円規模に育てたい考えが好感された。
藤田観光は、シンガポールを拠点に置く3Dインベストメントが、藤田観光の筆頭株主であるDOWAホールディングスから保有株を購入する意向と、18日にマージャーマーケットが報じたため大幅続伸を演じた。
反面、三越伊勢丹や資生堂(4911)が安い。
コンサルタント会社ベイン・アンド・カンパニーは18日、衣料品やアクセサリー、美容品など個人向け高級品の今年の全世界での売上高伸び率見通しが、前年比横ばい~4%増になるとの見通しを発表した。減速が最も顕著なのは中国で、経済不安が中間層の消費意欲を弱め、高級品を購入可能な層も積極的な購買を控えているとのこと。
「マネードクター」の名称で保険代理店事業を展開するFPパートナーは、保険販売(募集)を委託している生命保険各社との取引をめぐって、金融庁が実態調査に乗り出していると東洋経済が報じ、ストップ安となった。

業種別上昇率上位は保険、輸送用機器、不動産、陸運、サービスで、下落率上位は海運、石油、小売、繊維、食品。(W)

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