大引けの日経平均は38円高の2万5,346円、TOPIXは14ポイント高の1,826ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,761、値下がり銘柄数は373。出来高は12億2,208万株、売買代金は2兆7,976億円。
中国では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、東北部の吉林省長春市、南部の広東省深セン市に続き、広東省東莞市でも厳しい行動制限を始めた。
今後も事実上の都市封鎖(ロックダウン)を実施する都市が増えると経済活動が停止するため、原油需要が減退するという見方から14日のロンドン金属取引所の非鉄市況とNY原油先物が下落した。
原油安を受けて、15日の日経平均は小幅続伸となったが、米国で15~16日にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されるため、手控えムードから伸び悩んだ。
三井ハイテックが好決算でストップ高となり、レーザーテックにも連想買いが入った。
原油安で空運株と電力ガス株が買われ、米国長期金利上昇による運用収益拡大期待で保険株も物色された。
円安で自動車株が買われ、穀物市況も下落したため、食品株も高い。
マネジメントソリューションズ(7033)は、企業のDXのプロジェクトマネジメントの需要拡大とそれを担当するコンサルタントの積極採用の効果で大幅増益となり、ストップ高となった。
半面、海運株は利食い売りに押され、米国ハイテク株安でソフトバンクグループが下落し、商品市況下落で石油関連と非鉄株が売られた。
業種別上昇率上位は保険、空運、電力ガス、食品、輸送用機器で、下落率上位は鉱業、非鉄、石油、海運、鉄鋼。(W)