大引けの日経平均は19,280.78円の388.34円安、TOPIXは1,415.89ポイントの16.52ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は552、値下がり銘柄数は1,554。出来高は12億8,009万株、売買代金は2兆1,474億円。
NY原油先物が暴落したため、総需要減退が再認識されたことに加えて、北朝鮮の金委員長が手術後危険との憶測で北朝鮮の地政学リスクも警戒された。
ソフトバンクグループやファーストリテイリング、東京エレクトロンが売られた。
日本電産は利益至上主義を見直すことで、これまでのような強烈な利益成長を期待しにくくなり下落した。
原油安を受け、市況産業の鉄鋼株も安い。
外出自粛や営業自粛で打撃を受けているIBJやカーブスなどのサービス株の下げも目立った。
一方、タカラバイオ(4974)は新型コロナウイルスのワクチンの量産体制準備で賑わった。
総務省が20日の有識者会議で、企業間でやりとりする請求書などの電子書類が本物だと証明する民間の認定制度の運用を2022年度から始める計画を提示した。企業間の「はんこ文化」を見直すことで、在宅勤務をしやすくすることが狙い。
このニュースを受け、「タイムスタンプ(時刻証明書)」を扱うサイバーリンクスが買われた。
業種別下落率上位はサービス、鉄鋼、金属、精密、繊維で、上昇は水産農林、証券、陸運、食品、石油。