TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反発。アパレルとチタン2社が買われた。東芝とカプコンは下落
速報・市況2022年6月3日

☆[概況/大引け] 反発。アパレルとチタン2社が買われた。東芝とカプコンは下落

大引けの日経平均は347円高の2万7,761円、TOPIXは6ポイント高の1,933ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は995、下落銘柄数は774。出来高は11億828万株、売買代金は2兆6,793億円。
米国株反発を受け、日経平均も反発。ファーストリテイリングや良品計画、ユナイテッドアローズ、ABCマートは月次売上好調で買われた。
大阪チタニウムと東邦チタニウムが続伸。ロシアからのチタンの供給が減る上、軍事用途(航空機、ミサイル、装甲板、艦船)に広く使用されているため、需要が高まるという見方からジェフリーズ証券が1日に大阪チタニウムの目標株価を3,500円に、東邦チタニウムを3,400円に引き上げた。
アステリアが大幅高。投資先のGorillaが4~6月にNASDAQに上場予定と以前、開示していたため、時期が接近したと期待された。
一方、東芝は買収提案の公募に対して、計10件の提案があったと発表したが、件数を除く詳細は非開示だったため、株主総会までは追加の情報は出てこないという見方で下落した。
カプコンは「バイオハザード」の新作を発表したが材料出尽くし感で安い。
東ソーはモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に引き下げた。アジアの塩ビ市況とMDI(ポリウレタン原料)市況が軟調な中、原料と石炭市況の高騰により、当面の業績は厳しい展開を強いられると予想している。

業種別上昇率上位は鉱業、精密、非鉄、石油、サービスで、下落率上位は保険、空運、ノンバンク、輸送用機器、証券。(W)

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