大引けの日経平均は202円高の2万8,640円、TOPIXは2ポイント高の1,978ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は918、値下がり銘柄数は1,144。出来高は9億5,579万株、売買代金は2兆2,225億円。
日銀短観は市場予想を下回ったが、機械受注が市場予想を上回ったことや先週末の米国株反発を支えに日経平均は反発した。
レーザーテックが反発し、三井ハイテック(6966)は半導体用リードフレームと電動車向け駆動・発電用モーターコアの生産増を受け、今期3度目の業績予想を上方修正したため、ストップ高となった。
川崎汽船など海運も高い。
中国で8~10日に経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議が開催され、指導部は景気減速に対応しつつ安定成長の維持に務めると明らかにしたことから、中国関連の安川電機も高い。
リクルートは続落となった。凸版印刷が10日に純利益予想を上方修正したが、保有株の一部売却により、特別利益を計上したことが要因で、売却したのはリクルート株と見られていることが影響した。
トヨタは部品不足による一部生産ライン稼働停止で下落。
エイチームは第1四半期営業赤字で急落した。
業種別上昇率上位は海運、保険、ノンバンク、ゴム、機械で、下落率上位は輸送用機器、不動産、サービス、繊維、電力ガス。(W)