大引けの日経平均は457円安の3万8,646円、TOPIXは12ポイント安の2,742ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は599、下落銘柄数は1,004。出来高は13億9,976万株、売買代金は3兆8,624億円。
NYダウの605ドル安と台湾有事リスクが警戒され、日経平均は朝方735円安の3万8,367円となった。
レーザーテックやアドバンテストなどの半導体関連が売られ、富士電機は中期経営計画における半導体とデータセンター関連の売上目標が物足りないという見方から大幅安となった。
長期金利が12年ぶりに1%を超えたため、東京建物や東急不動産などの不動産株も敬遠された。
一方、北海道電力が買われ、高圧直流送電の日立も高い。フジクラはBofA証券がデータセンタ向け光部品、超多芯光ケーブルの需要増を見込み、目標株価を引き上げた。
資生堂(4911)はみずほ証券が、日本と中国、トレベルリテール事業で損益に改善が見られ、業績反転が見えてきたことから投資判断を引き上げた。
DICは野村証券がレーティングを引き上げた。インキ市場の競合他社の供給能力・営業力等の競争力が人員削減で低下している可能性があり、市場シェアの高い欧州で継続的にシェアを拡大すると予想した。
業種別下落率上位は証券、鉱業、不動産、電機、機械で、上昇率上位は海運、医薬品、電力ガス、鉄鋼、非鉄。(W)