TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落。原油安で石油関連が売られ、東電も下落。米国長期金利低下を受けて、中小型グロース株は物色された
速報・市況2022年7月6日

☆[概況/大引け] 反落。原油安で石油関連が売られ、東電も下落。米国長期金利低下を受けて、中小型グロース株は物色された

大引けの日経平均は315円安の2万6,107円、TOPIXは23ポイント安の1,855ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は507、下落銘柄数は1,282。出来高は13億8,915万株、売買代金は3兆752億円。
日経平均は反落。
ノルウェーの海上石油労働者が賃上げを求めてストライキを実施したことで、欧州では天然ガス価格が急騰し、欧州景気悪化が警戒された。
OPECの事務局長が「イラン産とベネズエラ産の原油を市場に戻すことができれば資源を開放し、生産能力を強化できる」と述べたため、5日のWTI原油先物が約2カ月ぶりに1バレル=100ドルを下回った。
原油安を受けて、東証プライム市場ではINPEXや石油資源開発、出光興産が売られ、三井物産などの商社も安い。
非鉄市況の下落で住友鉱山やDOWAも売られた。大阪チタニウムも反落。
なお、原油安の伴い、原発再稼働への希求度が低下したことで東京電力も売られたが、東芝に買収提案を行っている産業革新投資機構と日本産業パートナーズの連合に加わる方向と報じられたため、財務負担も警戒された。
政府の全国旅行支援の延期観測で空運も調整した。
一方、米国長期金利低下を受けて、中小型グロース株が物色され、SREやラクス、SHIFT(3697)、Sansanが高い。
エーザイはアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を米FDAが優先審査に指定したことで買われた。

業種別下落率上位は鉱業、石油、保険、非鉄、電力ガスで、上昇率上位は医薬品、精密、海運、食品、情報通信。(W)

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