大引けの日経平均は135円安の2万8,725円、TOPIXは11ポイント安の1,990ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は735、値下がり銘柄数は1,362。出来高は9億8,472万株、売買代金は2兆3,166億円。
2日間で933円上昇したため、本日の日経平均は一服となり反落した。
利益確保の売りで商船三井が続落となり、川崎汽船は7日ぶりに反落。
日立やSUMCO、富士フイルム、日本製鉄が売られた。
日立造船(7004)は日鉄エンジニアリングから欧州でごみ焼却発電施設の建設を手掛けるドイツの子会社のSBEを買収すると発表したが、SBEは2020年12月期時点で債務超過だったため、警戒感から売られた。
米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、3回接種すればオミクロン株にも高い効果が期待できると発表したため、日本航空とANAは買われたが、買い一巡後伸び悩んだ。
一方、アップル関連の太陽誘電は堅調だった。
非鉄商社の白銅は半導体製造装置向けアルミ製品の出荷が好調で、通期業績予想を上方修正したため、急騰した。
半導体ウエハ出荷容器のミライアルも好決算で大幅高となった。
業種別下落率上位は繊維、精密、金属、電機、非鉄で、上昇は倉庫運輸、ゴム、空運、食品、情報通信。(W)