大引けの日経平均は120円安の2万9,122円、TOPIXは11ポイント安の2,085ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は437、下落銘柄数は1,341。出来高は13億1,532万株、売買代金は3兆1,877億円。
日経平均は反落した。
米国の政府債務上限引き上げ問題は、協議に進展がなく、12日に再び協議することになった。
本日の米国で4月の消費者物価が発表されることも様子見姿勢となった要因。
日本製鉄は今期の減益・減配予想で急落した。
三菱自動車とレノバは今期大幅減益予想で大幅安となった。
大平洋金属は営業赤字継続予想で売られ、カルビーは今期計画がアナリスト予想に届かず下落した。
一方、三菱商事と丸井、日本冶金工は自社株買いの発表で上昇した。
三菱重工は今期の大幅増益予想で買われた。
配当性向を30%から100%に引き上げた世紀東急は本日も大幅高となった。
健康保険組合のレセプト(医療報酬明細書)データや健診データ等を匿名加工し製薬会社や保険会社に販売しているJMDC(4483)は野村証券が目標株価を引き上げた。これまではデータ提供を通じて製薬企業、保険会社でのデータ活用を啓蒙してきたが、これからは蓄積したデータの量と質(種類)を強みに製薬会社へのコンサル力を展開することで、競争優位を発揮しながら市場創造が進むと予想している。
トヨタは小幅高。1ドル=125円の前提で営業利益3兆円の計画は想定比良好と大和証券ではコメントした。
業種別下落率上位は鉄鋼、医薬品、食品、水産農林、ゴムで、上昇は海運、倉庫運輸、銀行、ガラス土石、建設。(W)