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速報・市況2023年5月8日

☆[概況/大引け] 反落。米債務上限引き上げ問題を警戒

大引けの日経平均は208円安の2万8,949円、TOPIXは4ポイント安の2,071ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,126、下落銘柄数は638。出来高は11億8,956万株、売買代金は2兆9,924億円。
日経平均は反落。米国政府の債務上限の引き上げに関して、バイデン政権と野党の共和党は9日に協議を始めるが、合意できなければ、6月1日に債務不履行(デフォルト)に陥るリスクがあると報じられたことが警戒された。
三菱UFJやソニーグループ、ファーストリテイリングが売られ、米エスティローダーの下方修正を受けて資生堂とコーセーが安い。
一方、メルカリ(4385)は、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」に代表される生成AIの活用を検討する専門チームを設置したことが材料視された。
JTは第1四半期決算が好調で増配の余地が高まると期待された。
米イーライリリーのアルツハイマー病治療薬の第3相臨床試験成功で、同じアミロイド仮説に対する医師の信頼性が高まるという見方からエーザイが買われた。
JVCケンウッドは野村証券による格上げで大幅高となった。無線システムへの注力で成長戦略が明確化し、資本コストを意識した新中期経営計画も評価できると解説している。

業種別下落率上位は鉱業、銀行、化学、石油、保険で、上昇率上位は空運、紙パルプ、海運、鉄鋼、建設。(W)

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