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速報・市況2023年9月26日

☆[概況/大引け] 反落。米政府機関閉鎖リスクを警戒

大引けの日経平均は363円安の3万2,315円、TOPIXは13ポイント安の2,371ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は495、下落銘柄数は1,280。出来高は13億1,856万株、売買代金は3兆2,590億円。
日経平均は反落。
米国議会が9月30日の深夜までに歳出法案を可決できなければ、2024会計年度が始まる10月1日から政府機関が一部閉鎖されることになる。
そうした状況を受けて、格付け会社ムーディーズは25日に、政府機関が閉鎖に追い込まれれば、米国債の「信用面でマイナスだ」と表明した。
モルガン・スタンレーは政府機関の閉鎖が長引くと米国のGDP成長率は1週間ごとに0.2%ポイント低下する可能性が高いと指摘した。
米国に対する不安で、東京エレクトロンなどの半導体関連と、豊田織機などの自動車関連株が売られた。
エーザイ(4523)はアルツハイマー薬が日本でも承認されたが織り込み済みで株価は下落した。
一方、米国長期金利上昇を受けて、銀行株と保険株は買われた。
パナマ運河が「過去100年で最悪の干ばつ」と報じられ、通航制限による船腹逼迫観測で海運株は高い。

業種別下落率上位は医薬品、機械、電機、輸送用機器、金属で、上昇率上位は海運、銀行、保険、紙パルプ、電力ガス。(W)

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