大引けの日経平均は437円安の2万7,350円、TOPIXは26ポイント安の1,922ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は259、値下がり銘柄数は1,545。出来高は11億7,486万株、売買代金は2兆7,911億円。
日経平均は反落。FRBのブレイナード理事が、早ければ来月にも約9兆ドルのバランスシートの縮小に着手し、前回の縮小時よりもかなり早いペースで縮小を進めると述べたことで前日の米国株が反落し、日本株も連れ安となった。
加えて、中国財新による3月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)の低下も嫌気された。
海運株とレ-ザーテック、ソフトバンクグループが売られ、ホンダと米GMが量販型電気自動車を共同開発する計画で、トヨタ系部品メーカーも敬遠された。
ダイセキ環境ソリューションは第4四半期が33%営業減益となり急落した。一方、コスモエネルギーHDは、旧村上ファンド系の投資会社であるシティインデックスイレブンスによる株式保有が判明したため、株主還元拡大圧力や業界再編への思惑で急騰した。
その他、政府が「GoToイベント」から「ワクワクイベント」に名称を変更し、ワクチンの3回目接種が済んだ人を対象に、コンサートやスポーツ観戦などのイベントに割引を適用する事業を検討していると報じられたため、ぴあ(4337)が大幅高となった。
マニーは業績上方修正で上昇した。
業種別下落率上位は海運、金属、鉄鋼、ゴム、繊維で、上昇は石油。(W)