TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 台湾の製造業指標に底打ち感を受け半導体関連が高い。ソフトバンクGはAI事業強化で上昇
速報・市況2023年6月21日

☆[概況/大引け] 台湾の製造業指標に底打ち感を受け半導体関連が高い。ソフトバンクGはAI事業強化で上昇

大引けの日経平均は186円高の3万3,575円、TOPIXは11ポイント高の2,295ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,119、下落銘柄数は649。出来高は13億860万株、売買代金は3兆8,945億円。
米国株続落を受け、日経平均は朝方234円安となったが、その後は切り返した。
中国株から日本株シフトへの期待や台湾の製造業指標に底打ち感がみられるため、アドバンテストや東京エレクトロンなどの半導体関連が買われたことが寄与した。
ソフトバンクグループ(9984)は株主総会で孫社長が、AI革命がいよいよ爆発的な拡大が起こると感じていると述べ、経営者としての活動を縮小し、AIに関連する発明を行っていたと発言した。そして、最近の守りで現金も5兆円になり、傘下の英半導体設計のアームを核とした反転攻勢が近いと説明した。
日本航空は大和証券が目標株価を高め、資生堂はSMBC日興証券が投資評価を引き上げた。
一方、三栄建築設計は暴力団に利益供与しないよう勧告を受けたため下落した。
ミスミグループはモルガン・スタンレーMUFG証券が19日に投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に引き上げたが、ゴールドマン・サックスは20日に投資判断を「買い」→「中立」に下げたため反落した。
モルガン・スタンレーでは、中国事業の挽回や安定な日本需要から業績回復を予想したが、ゴールドマン・サックスでは、ミスミグループが中国やアジアでエコノミー品に注力していて、高付加価値品に注力していないため格下げしたという。

業種別上昇率上位は空運、保険、鉄鋼、水産農林、建設で、下落率上位は医薬品、精密、その他製品、石油、輸送用機器。(W)

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