TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 大引けにかけて上げ幅縮小。出遅れ株物色で紙パルプや医薬品、建設が高い
速報・市況2024年7月11日

☆[概況/大引け] 大引けにかけて上げ幅縮小。出遅れ株物色で紙パルプや医薬品、建設が高い

大引けの日経平均は392円高の4万2,224円、TOPIXは19ポイント高の2,929ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,252、下落銘柄数は356。出来高は18億716万株、売買代金は4兆7,090億円。
エヌビディアとアップルの最先端チップを受託生産している台湾のTSMCの6月の売上高が前年同月比33%増となったことで10日の米国ナスダックではエヌビディアなど半導体関連が買われた。
FRB議長は議会証言で「政策を緩和するためにインフレが2%に回帰するまで待つ必要はない」と述べたため、9月利下げが意識された。
これらにより10日の米国ではS&P500とナスダックが7日続伸で最高値を更新した。
米国株高を受けて、11日の日経平均は朝方600円近い上げ幅を演じた。高値警戒感から大引けにかけては上げ幅を縮めた。
ソニーグループ(6758)は1月に付けた年初来高値を更新した。
SUMCOはBofA証券による目標株価引き上げが好感された。
中古品買取販売のトレジャーファクトリーは業績上方修正で大幅高となり、工場・工事用間接資材のネット販売のMonotaROは6月月次販売で大幅高。
出遅れ株物色で紙パルプや医薬品、建設が高い。
一方、サイゼリヤは株主優待の廃止で下落した。
ソフトウェアテストのSHIFTは減益決算で大幅安となった。

業種別上昇率上位は鉱業、紙パルプ、金属、医薬品、建設で、下落は保険、証券、海運、銀行。(W)

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