大引けの日経平均は376円高の3万1,524円、TOPIXは33ポイント高の2,182ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,662、下落銘柄数は141。出来高は13億4,221万株、売買代金は3兆5,210億円。
日経平均は好調を継続。海外投資家による買い継続に加えて、米国で6月13日~14日に開催されるFOMCについて、利上げが見送られるという予想が増えていることが好感された。
AI関連のソフトバンクグループが続伸となり、トヨタ(7203)は5月に米中で販売が好調だったことで買われた。電気自動車関連で調整していたニデックにも買いが入った。
エーザイは米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が、米国で完全承認が得られ次第、メディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)の適用対象になると、米当局が明らかにしたと報じられたことで買われた。
内需株の紙パルプや不動産も高い。
一方、レーザーテックやアドバンテスト、ソシオネクスト、東京エレクロトンといった半導体関連は利食い売りに押された。
業種別上昇率上位は紙パルプ、輸送用機器、不動産、保険、非鉄で、下落は海運。(W)