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速報・市況2025年1月8日

☆[概況/大引け] 寄り付きで売られた半導体関連が切り返し、下げ幅を縮小

大引けの日経平均は102円安の3万9,981円、TOPIXは16ポイント安の2,770ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は389、下落銘柄数は1,217。出来高は18億5,328万株、売買代金は4兆4,624億円。
米国でエヌビディアが下落したため、東証でも東京エレクトロンやディスコ、アドバンテストが売られ、日経平均は朝方377円安の3万9,705円となった。
だが、米国の業界団体の情報技術産業評議会が、バイデン米政権に宛てた書簡で、米国企業の人工知能(AI)向け半導体の輸出を制限する規制の発表を控えるように要求したと報じられたため、寄り付きで売られた半導体関連が切り返した。
これを受け、日経平均は一時小幅高となった場面もあった。
海運株が反発。ジンズは12月既存店売上高が好感された。
トリケミカル(4369)はみずほ証券が新規「買い」判断で高い。生成AIの普及・拡大に伴う半導体の微細化の進展や構造変化、半導体シリコンウェーハの出荷面積の拡大による数量増などを背景に、高誘電率絶縁膜材料(High-k材料)の売上高を2027年1月期までの3カ年で年率49%増、エッチング材料を同33%増と想定している。
損保株は下落。
オリエンタルランドは10~12月期入場者数が前年同期比横這い観測で安い。

業種別下落率上位は保険、ノンバンク、証券、不動産、その他製品で、上昇率上位は海運、精密、非鉄、銀行、鉄鋼。(W)

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