大引けの日経平均は26,756.24円の61.70円安、TOPIXは1,776.21ポイントの3.21ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は739、値下がり銘柄数は1,339。出来高は11億8,216万株、売買代金は2兆7,269億円。
日経平均は米国株反落に連れ安して始まったが、ソフトバンクグループが買われた効果で一時上昇に転じた場面もあった。
ソフトバンクグループ(9984)は傘下のビジョンファンドが出資する米国の料理宅配サービス最大手ドアダッシュが9日にNY市場に上場し、ドアダッシュの含み益が100億ドル(約1兆円)を超える規模に膨らんだ模様と報じられた。
トヨタは発火リスクが少なく、充電時間も現行電気自動車の3分の1の10分程度で済む「全固体電池」の搭載車を2020年代前半に発売すると報じられたことで買われた。
そして、全固体電池に使われる固体電解質のオハラと三井金属が高騰した。
愛知製鋼は新開発の省資源高強度高圧水素用ステンレス鋼が、トヨタの燃料電池車「MIRAI」に供給していることで注目された。
エーザイはアルツハイマー治療薬承認申請で上昇した。
半面、STマイクロエレクトロニクスの最高経営責任者(CEO)が、主要顧客である中国の通信機器大手ファーウェイに対する事実上の輸出規制が業績に悪影響を及ぼすと発言したため、東京市場では東京エレクトロンや村田製作所が安い。
オンライン診療の推進が骨抜き懸念と報じられ、「オンライン診療ポケットドクター」を共同運営しているオプティムは売られた。
業種別上昇率上位は情報通信、水産農林、石油、空運、電力ガスで、下落率上位は海運、金属、ガラス土石、精密、保険。
TOP NSJショートライブ 速報・市況 ☆[概況/大引け] 小反落。ソフトバンクGは含み益で買われ、全固体電池関連のトヨタやオハラ、三井金属が高い。半面、電機株が売られ、オンライン診療関連のオプティムが安い