大引けの日経平均は91円高の2万7,820円、TOPIXは0.3ポイント高の1,929ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,055、値下がり銘柄数は1,025。出来高は9億9,169万株、売買代金は2兆4,316億円。
日経平均は小幅続伸。
塩野義製薬はコロナ飲み薬を年内に承認申請すると報じられ関心を集めた。資生堂は上期が想定を上回り買われた。
その他、フジクラやNISSHA、ニコンといった通期業績予想を上方修正した銘柄が物色された。
釣り具メーカーのグローブライド(7990)は、コロナ禍で3密を避けるレジャーとして釣りを楽しむ人が増えたため、第1四半期が好決算で通期の業績予想を上方修正したことや、9月末の株主に対して1株を2株にする株式分割を実施することも歓迎され、ストップ高となった。
一方、日本郵船と商船三井は前場反落したが押し目買いが入り、下げ渋った。
任天堂は減益決算で売られ、THKは自動車メーカーの半導体不足による減産の影響を受け、上期計画未達となり急落した。
レーザーテックと仮想化通信技術の輸出で前日に人気化した楽天は反落した。
業種別上昇率上位は紙パルプ、石油、精密、鉱業、非鉄で、下落率上位はその他製品、倉庫運輸、ゴム、水産農林、金属。(W)