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速報・市況2025年1月7日

☆[概況/大引け] 急反発。半導体株が牽引。エヌビディアCEOの講演で安川電機も上昇

大引けの日経平均は776円高の4万83円、TOPIXは30ポイント高の2,786ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は815、下落銘柄数は762。出来高は19億6,266万株、売買代金は4兆9,382億円。
エヌビディアやアップルの製品を受託生産している台湾の鴻海精密工業が5日に発表した10~12月期の売上高が前年同期比15%増収と、アナリスト予想の13%増収を上回ったため、6日の台湾市場で買われ、その後、米国市場でエヌビディアは高値更新となった。
これを受け、7日に東証では東京エレクトロンやディスコなど半導体関連が買われ、日経平均は急反発した。
世界最大級の家電・IT展示会「CES(セス)」の講演で、エヌビディアのファンCEOが講演を行ったため、講演内容に対する期待で、日経平均は前場に一時981円高の4万288円まで買われた。
ファンCEOは講演で、「AIは信じられないほどのペースで進歩している。エヌビディアのGPUとプラットフォームは、この変革の中心であり、ゲーム、ロボティクス、自律走行車など、さまざまな業界にブレークスルーをもたらす」と説明した。
「従来のデータを使用するよりもはるかに低コストでロボットや自動運転車のトレーニングに使用できる、写真のようにリアルなビデオを生成する Cosmos「基盤」モデルを導入した。
メタ・プラットフォームズの『ラマ3』が企業向けAIで成し遂げたことを、コスモスがロボット工学と産業用AIの世界で成し遂げてくれることを心から願っている」と語った。
そのため、ロボット関連の安川電機(6506)も高い。
エヌビディアがトヨタに自動運転の開発に適した半導体を供給すると発表し、トヨタも上昇した。
京セラは採算悪化事業の売却検討報道で買われた。
富士通ゼネラルはTOB(株式公開買付)が発表され急騰。
太陽HDはDICとの経営統合観測報道で高い。
一方、海運株は利食い売りに押された。

業種別上昇率上位は電機、サービス、銀行、精密、証券で、下落率上位は海運、鉄鋼、電力ガス、倉庫運輸、鉱業。(W)

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