大引けの日経平均は134円高の3万5,839円、TOPIXは22ポイント高の2,650ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,109、下落銘柄数は488。出来高は20億1,503万株、売買代金は4兆7,221億円。
日経平均は第2回目の日米関税閣僚級会議を控え、伸び悩んだ。
トヨタが買われ、豊田織機は非公開化の検討報道でストップ高。
信越化学は自社株買いの発表を好感。
DeNAはみずほ証券が目標株価を引き上げた。
アンリツは決算発表で高い。
電気工事のきんでんは、決算発表を受けて、野村証券が目標株価を引き上げたため、大幅高。
SHIFTは内需系のグロース株として物色された。
三井E&S(7003)は米政府が造船業を巡り日本に安全保障と経済の両面で協力を求めると報じられ大幅高となった。
米国が自動車船に入港料を課す方針を報じられたが、海運大手3社は上昇した。
米国の自動車販売のうち、陸路(メキシコ+カナダ)を除くと、約3割が自動車運搬船による輸入で、現在運航されている自動車船1,466隻のうち、米国で建造されたのは39隻にとどまるという。
そのため、造船業を巡り、日本に協力を求めているようだが、入港料は最終的に米国の消費者に転嫁されるため、米国民からの反発も大きくなりそうだ。
一方、アドバンテストは今期予想がアナリスト予想に届かず下落した。
さくらインターネットは今期減益予想で急落した。
業種別上昇率上位は輸送用機器、建設、銀行、小売、海運で、下落率上位は繊維、証券、電機、水産農林、医薬品。(W)