大引けの日経平均は19,290.20円の259.89円安、TOPIXは1,422.24ポイントの11.83ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,587、値下がり銘柄数は534。出来高は12億9,859万株、売買代金は2兆2,102億円。
新型コロナウイルスの影響で米国の経済指標が大幅に悪化したため、日経平均も下落したが、小型株指数は上昇し、東証1部全体では上昇銘柄数の方が下落銘柄数よりも多かった。
トヨタが国内全18工場で減産すると発表したことで売られ、ファナックやSMCなどの設備投資関連と海運株と非鉄株も安い。
企業倒産による焦げ付きが懸念されているため、三井住友FGやりそなといった銀行株も下落した。
一方、ソフトバンクグループやNTT、NTTドコモなどの通信株は上昇した。
エムスリーはオンライン医療相談を材料視した野村証券が目標株価を引き上げたことで高い。
その他、アステリアはブイキューブと協業し、「バーチャル株主総会」を推進することが有望視されストップ高となり、アルコール消毒液が出回らない理由としてプラスチック容器不足が報じられ、竹本容器はストップ高となった。
また、「アフターコロナ」では食糧争奪戦が起きるという見方から、農薬・肥料会社のOATアグリオ(4979)はストップ高へと買い進まれた。
業種別下落率上位は海運、輸送用機器、非鉄、空運、ゴムで、上昇率上位は倉庫運輸、水産農林、情報通信、電力ガス、小売。