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速報・市況2025年3月21日

☆[概況/大引け] 日経平均は終盤に小幅安

大引けの日経平均は74円安の3万7,677円、TOPIXは8ポイント高の2,804ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は758、下落銘柄数は834。出来高は26億6,469万株、売買代金は5兆9,909億円。
FRBが量的引き締めのペースを落とすことで海外投資家心理の改善期待から、日経平均は前場に一時216円高となった。
だが、週末の手仕舞いや関税警戒で香港株が売られたため終盤は小幅安に。
植田日銀総裁が19日の会見で、「経済・物価の見通しが実現していけば引き続き政策金利を引き上げる」と説明した。
21日に発表された2月の全国消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)が前年同月比3.0%上昇し、市場予想の2.9%上昇を上回った。
日銀による利上げが意識され、三菱UFJを始めとした銀行株が買われた。
米コーニングが中期見通しを上方修正したためフジクラに連想買いが入った。
19日に新規上場したJX金属が高い。
メルカリ(4385)はモルガン・スタンレーが投資判断を引き上げたことで買われた。国内ECは高水準マージンで利益創出局面。新規広告事業は中期的に利益水準を押し上げると予想した。
一方、防衛関連のIHIや川崎重工は利食い売りで商社も一服となった。
アドバンテストやレーザーテックが下落した。

業種別上昇率上位は銀行、その他製品、鉱業、医薬品、証券で、下落率上位は輸送用機器、金属、保険、海運、卸売。(W)

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