大引けの日経平均は189円高の3万1,936円、TOPIXは4ポイント安の2,307ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は381、下落銘柄数は1,408。出来高は13億2,060万株、売買代金は3兆3,821億円。
日経平均は続伸。前日の米国株3日続伸とIMFによる2023年の日本の成長率見通しの上方修正を受けて、欧州からの買いが増えると期待された。
その他、韓国サムスン電子の7~9月期決算速報は営業利益が前年同期比78%減の2兆4,000億ウォンだったが、4~6月期との比較では3.6倍となったため、半導体市況の底入れ期待から半導体関連が買われたことも寄与した。
なお、レーザーテックについては、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Underweight」→「Equal-weight」に引き上げた。EUVマスク検査装置の需要見通しは改善していて、中国成熟ノード投資向け関与が低いと指摘している。
ただし、「Overweight」に引き上げない理由としては、半導体製造装置市場は、メモリ投資回復がけん引すると予想しており、先端ロジック・ファンダリ向けの関与が高いレーザーテックの投資妙味は限定的とみていることなどを挙げている。
NY原油先物反落で東京電力が買われた。
プラスアルファ・コンサルティング(4071)はみずほ証券が新規に「買い」と発表した。人手不足により既存人員の活用が重要な経営課題との認識が大企業を中心に高まる中、高度な分析機能を有する「タレントパレット」はそうした動きをとらえ高成長を維持すると予想している。
反面、東証プライム市場では下落銘柄数の方が多く、TOPIXは小幅安となった。
海運株が売られ、鉄鋼株も安く、倉庫運輸が下落した。
MonotaROは9月の売上高の伸び率鈍化で大幅安となり、日本ケミコンは和解金支払いで特損を計上し、増資も発表したため大幅安となった。
業種別上昇率上位はゴム、精密、輸送用機器、電気、電力ガスで、下落率上位は海運、鉄鋼、倉庫運輸、水産農林、卸売。(W)