大引けの日経平均は23,096.75円の192.61円安、TOPIXは1,609.82ポイントの13.56ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は635、値下がり銘柄数は1,452。出来高は8億1,922万株、売買代金は1兆5,014億円。
取引開始前に発表された4~6月期実質GDPは前期比年率マイナス27.8%(市場予想はマイナス27.0%)となり、リーマンショックで経済が冷え込んだ2009年1~3月期のマイナス17.8%よりも悪化した。
GDPの悪化は織り込み済という見方で、相場は序盤、軽微な下げにとどまったが、消費の落ち込みが続くと警戒され、軟調となった。
ソフトバンクグループは、トランプ大統領が中国のアリババ集団など多くの中国企業に圧力を掛けることを検討していると報じられたため、保有株式の評価益が減るという懸念から売られた。
リクルートや電通が売られ、ペプチドリームや中外製薬といった医薬品株も安い。
一方、ホンダと日産が上昇した。英フィナンシャル・タイムズが、日本政府関係者が2019年に日産自動車とホンダの経営統合を模索していたが両社が反対したため統合案は頓挫したと報じたことが作用を及ぼした様子。
オイシックス・ラ・大地は好決算でストップ高となった。
ペット保険のアニコム(8715)が高いが、隠れたネット銘柄と大和証券から紹介された。ブリーダーマッチングサイトを運営しているシムネットを子会社化している。ペット業界がペットショップ(対面)からブリーダー直販(オンライン)へと構造的な変化を迎える可能性があり、本業のペット保険とのシナジー(付保率上昇)も注目されるという。
業種別下落率上位は精密、サービス、陸運、医薬品、ノンバンクで、上昇は海運と空運。
TOP NSJショートライブ 速報・市況 ☆[概況/大引け] 日経平均は192円安。4~6月GDPが前期比年率マイナス27.8%。リクルートや電通、医薬品が売られた。ホンダと日産は上昇。アニコムが高い