大引けの日経平均は29,388.50円の609.31円高、TOPIXは1,923.95ポイントの33.00ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,710、値下がり銘柄数は429。出来高は15億8,595万株、売買代金は3兆3,924億円。
米国の追加経済対策の早期実現期待と日本の緊急事態解除地域の追加検討の観測報道が好感され、日経平均は29,000円を回復し、さらに上げ足を強めた。
ソフトバンクグループが買われ、経済再開期待を背景にメガバンクやJR各社や石油株が高く、オフィスビル関連の三菱地所も買われた。
日本製鉄は通期の事業利益予想を赤字600億円→黒字300億円に上方修正したことで急騰した。大和証券では、大規模な構造改革を通した損益分岐点引き下げにより、来期の事業利益は3,000億円以上が射程に入ってきたと解説している。
GSIクレオスは業績予想と配当予想を上方修正し、株式分割も発表したため大幅高となった。
ヤマトHDとセイノーHD(9076)は、政府がファイザー社の新型コロナワクチンの輸送担当業者に選定したことで買われた。
一方、ソニーは反落し、ダイフクは業績上方修正したがアナリスト予想に届かなかったことで急落した。
ルネサスエレクトロニクスは英ダイアログ・セミコンダクターの買収協議を発表したが、財務負担が警戒され売られた。
業種別上昇率上位は鉄鋼、鉱業、海運、銀行、紙パルプで、下落業種はなし。
TOP NSJショートライブ 速報・市況 ☆[概況/大引け] 日経平均は29,388円の609円高。米国追加経済対策の早期実現期待と日本の緊急事態解除地域の追加検討観測を好感。日本製鉄が業績上方修正で急騰。メガバンクの上昇も顕著