TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は3万円乗せ。10~12月期GDPを好感。ファーストリテやソフトバンクGが買われ、オリンパスは上方修正で大幅高。銀行株と石油関連も高い
速報・市況2021年2月15日

☆[概況/大引け] 日経平均は3万円乗せ。10~12月期GDPを好感。ファーストリテやソフトバンクGが買われ、オリンパスは上方修正で大幅高。銀行株と石油関連も高い

大引けの日経平均は30,084.15円の564.08円高、TOPIXは1,953.94ポイントの20.06ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,339、値下がり銘柄数は773。出来高は12億7,591万株、売買代金は2兆6,038億円。
10~12月期実質GDPは前期比年率12.7%増となり、市場予想平均の10.1%増を上回った。
SMBC日興証券によるとボトムから87%回復し、米国76%、独66%、仏73%、英74%という中で、日本は主要先進国の中で最速だという。欧米に比べ新型コロナウイルス感染者数が少なく、活動制限が限定的だったことや、輸出依存度が高いため、世界的なハイテク製品や自動車生産の急回復で恩恵を受けたことが要因。
GDP速報を受けて、日経平均は1990年8月2日以来となる3万円乗せとなった。
ファーストリテイリングとソフトバンクグループが買われ、オリンパス(7733)は通期業績予想の上方修正で大幅高となった。
その他、銀行株とマネックスが買われ、石油関連の上昇も目立った。荏原は今期予想が好感された。
一方、日産自動車は米アップルの自動運転車計画で協議打ち切りと報じられ下落した。
楽天は赤字決算で売られ、再生可能エネルギー関連のレノバは業績下方修正が失望された。
業種別上昇率上位は鉱業、精密、石油、銀行、倉庫運輸で、下落率上位は空運、繊維、ゴム、海運、電力ガス。

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