大引けの日経平均は88円高の2万8,642円、TOPIXは1ポイント高の1,920ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は768、値下がり銘柄数は1,308。出来高は10億9,663万株、売買代金は2兆4,138億円。
NYダウ反落の影響で日経平均は安寄りしたが、すぐに持ち直し5日続伸となった。
米国でデルタ航空の社長が回復のペースは予想よりも速いと語り、株価が上昇したことから、日本航空とANAに連想買いが入った。
日本でもワクチン接種の拡大に伴い、旅行需要が再開するという期待から、HISや旅行予約サイトの「じゃらん」を持つリクルートも物色され、航空機関連の川崎重工とIHIも高い。
福井コンピュータ(9790)はいちよし経済研究所がフェアバリューを引き上げたことで注目された。10月に衆議院議員の任期満了までに解散総選挙が実施される可能性も高く、選挙時にはマスコミ向けの出口調査システムの販売が期待されると紹介した。
半面、中国の価格抑制策を受け鉄鋼株は売られた。
巣ごもり関連のオイシックス・ラ・大地やサイバーエージェントが安い。
業種別上昇率上位は空運、陸運、サービス、化学、電機で、下落率上位は鉄鋼、紙パルプ、電力ガス、銀行、石油。(W)