大引けの日経平均は29,717.83円の506.19円高、TOPIXは1,951.06ポイントの26.14ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,243、値下がり銘柄数は844。出来高は15億8,290万株、売買代金は3兆6,235億円。
先物・オプション取引のSQ(特別清算指数)通過と期末のポジション調整ほぼ一巡との見方で日経平均は騰勢を強めた。
SQ値は市場推計で2万9,282.41円だった。
ソフトバンクグループや東京エレクトロン、ソニーが買われ、楽天は日本郵政と資本提携方針で急騰した。
終活関連の鎌倉新書(6184)は今期業績急回復予想を提示し、ストップ高なった。
その他、旅行代理店のHISが買われ、サイバーエージェントは新作ゲームの「ウマ娘 プリティーダービー」の業績貢献を見込んだ岡三証券が投資判断を引き上げたことで注目された。
一方、電力ガス株が売られ、オフィス空室率上昇と賃料下落が続いているため不動産株はさえなかった。
業種別上昇率上位は、半導体シリコンウエハーのSUMCOが属する金属、電機、海運、機械、鉄鋼で、下落は電力ガス、不動産、陸運、保険。