大引けの日経平均は28,508.55円の591.83円安、TOPIXは1,888.18ポイントの38.07ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は2,028。出来高は12億6,232万株、売買代金は2兆6,462億円。
日経平均は大幅続落。インドや中南米で感染再拡大が深刻化し、世界景気の回復が遅れることや、国内では緊急事態宣言発令方針で休業要請による景気えの打撃も警戒された。
前日に東京株式市場は大幅安となったが、日銀によるETF買いが入らなかったことも投資家心理を冷やした。
トヨタや東京エレクトロン、ソニーグループ、三菱UFJが売られ、東芝は英投資ファンドによる買収提案が実質中止となったことで下落した。
世界景気に対する不安から鉄鋼と非鉄の下落率が大きかった。
一方、ソフトバンクグループ(9984)は、投資先の新興企業の上場などで2021年3月期の最終利益が4兆円台後半と過去最高益を更新する見通しと報じられたことで買われた。
日本航空には買い戻しが入り、小反発となった。
業種別下落率上位は鉄鋼、紙パルプ、非鉄、鉱業、精密で、上昇は空運。