大引けの日経平均は890円高の2万6,652円、TOPIXは45ポイント高の1,899ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,872、値下がり銘柄数は250。出来高は14億7,419万株、売買代金は3兆5,544億円。
日経平均は大幅高。
ウクライナ代表団の大統領府顧問が16日に「ロシアの立場は大きく軟化した。近日中に停戦に至ると確信している」と述べた。
その他、FOMC通過後の米国株が上昇したことや、中国の政策期待で香港株が大幅続伸となったことも好感された。
米国に上場する中国企業の監査を巡る問題で、中国政府と米国政府との協議に進展が見られたと報じられたことで、アリババグループが買われ、アリババグループの株式を保有するソフトバンクグループも上昇した。
米国半導体株高を受けて、レーザーテックが買われ、中国の景気対策への期待でファナックと安川電機も物色された。
トリドール(3397)は香港子会社化の「雲南ヌードル」の積極出店を有望視した大和証券がレーティングを新規に「2(=アウトパフォーム)」と発表したことで注目された。
一方、HISは、モルガン・スタンレーMUFG証券が新型コロナの収束長期化リスクや地政学リスクなどにより、旅客需要の回復ペースが従来想定以上に遅れると指摘し、目標株価を引き下げたことで売られた。
業種別上昇率上位は精密、機械、電機、化学、ガラス土石で、下落業種はなし。(W)