大引けの日経平均は498円安の2万7,283円、TOPIXは26ポイント安の1,901ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は1,875。出来高は12億3,671万株、売買代金は2兆8,469億円。
国内の新型コロナウイルス感染拡大が加速していることや月末の株安アノマリーが警戒され、日経平均は大幅反落となった。
月末のポジション調整の影響で、昨年9月以降、毎月最終日の日経平均は前日比値下がりが続き、本日で11カ月連続となった。
ファナックは半導体の調達難の影響が大きく、この状況がしばらく続きそうだとコメントしたため売られた。
アンリツは半導体不足で第1四半期が4割営業減益となり急落した。
富士通は第1四半期の受注が7%減で大幅安となり、新光電工は通期予想を上方修正したが、下期の営業利益予想は154億円→138億円に減額されたことで下落した。
大日本住友製薬とアステラス製薬は減益決算が嫌気された。
一方、キーエンスは好決算で買われた。
商船三井は通期上方修正と大幅増配予想を発表し、連想買いが入った日本郵船とともに上場来高値を更新した。
半導体商社のトーメンデバイス(2737)は第1四半期が好決算で、通期予想に対して73%の進捗率となったため、ストップ高。
業種別下落率上位は医薬品、その他製品、情報通信、ノンバンク、建設で、上昇は海運とゴム。(W)