TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 朝方に比べて下げ幅を縮めた。商社は安いが銀行は上昇。HOYAはTOPIXの浮動株比率の定期見直しに対する予想で下落
速報・市況2023年8月17日

☆[概況/大引け] 朝方に比べて下げ幅を縮めた。商社は安いが銀行は上昇。HOYAはTOPIXの浮動株比率の定期見直しに対する予想で下落

大引けの日経平均は140円安の3万1,626円、TOPIXは7ポイント安の2,253ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は562、下落銘柄数は1,214。出来高は13億7,326万株、売買代金は3兆2,976億円。
中国への警戒感と米国株続落を受けて、日経平均は朝方457円安の3万1,309円となったが、中国の政策期待で上海株が一時5日ぶりに小反発となったため下げ幅を縮めた。
精密と商社や鉄鋼、紙パルプは安く、生成AI関連で月初に人気を博したエンプラスも下落した。
スシロー運営会社のFOOD&LIFE(3563)は年初来安値を更新した。既存店売上高の回復が遅れているため、8月7日に発表した第3四半期累計決算は36%営業減益だったが、本決算発表時の期初のガイダンスも例年通り保守的なものになりそうとみられている。
一方、20年国債入札が不調で金利が上昇したため銀行は買われた。
なお、ゆうちょ銀行は、10月に実施されるTOPIXの浮動株比率の定期見直しにおいて、大和証券がウェイトが上がると予想したため、TOPIX連動型ファンドからの買いが入ることが期待された。
反面、HOYA(7741)はウェイトが下がるという予想のため、売りが警戒され下落した。
6月機械受注が2カ月ぶりに増加し、DMG森精機が高い。
三栄建築設計はオープンハウスが買収を発表し急騰した。買収による相乗効果が建築資材の購入などで期待されるため、オープンハウスも上昇した。

業種別下落率上位は精密、卸売、鉄鋼、鉱業、紙パルプで、上昇率上位は銀行、保険、ゴム、金属、証券。(W)

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