TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 様子見姿勢だったが、ハイテク株の一角が買われ、小幅高。百貨店と自動車は安い
速報・市況2023年12月26日

☆[概況/大引け] 様子見姿勢だったが、ハイテク株の一角が買われ、小幅高。百貨店と自動車は安い

大引けの日経平均は51円高の3万3,305円、TOPIXは1ポイント高の2,338ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は923、下落銘柄数は668。出来高は10億4,887万株、売買代金は2兆5,632億円。
海外投資家がクリスマス休暇で、日本では決算期末(中間決算、四半期決算を含む)の5営業日は自社株買いの自粛期間となることも影響し、日経平均は小動きだったが、ハイテク株の一角が買われ、終値では小幅高となった。
AI向けなど先端半導体向け検査装置の需要増加期待でレーザーテックは7日続伸。
ディスコは売上高に対する生成AIによる好影響が大きい企業として3日続伸となった。AI用高速GPUは高密度実装を採用しており、ディスコはエッジトリムや薄化(高洗浄研削)、ダイシング、チップ積層の工程で装置が使用されている。
LINEヤフー(4689)は、「ハイテク株の女王」と呼ばれるキャシー・ウッド氏が率いる米アーク・インベストメント・マネジメントのファンドが約1年ぶりに購入したと報じられたため、上昇した。
gumiはSBIホールディングスが300万株(議決権ベースで7.58%)を上限に取得することでストップ高となり、日本光電はバリューアクト・キャピタルによる保有判明で急騰した。
リケンNPRは子会社のリケンが、半導体製造装置向け低温領域の中小型ヒータ製造を得意とするシンワバネスを子会社化(孫会社化)することで大幅高となった。
反面、高島屋やJフロントなどの百貨店が売られた。
旅行会社のHISは大和証券が目標株価を引き下げたため、6日続落。新規事業やM&Aを通じた成長は2027年10月期以降になると予想している。
日産やマツダといった自動車株も安い。

業種別上昇率上位は海運、紙パルプ、鉱業、その製品、倉庫運輸で、下落率上位は空運、ゴム、陸運、繊維、小売。(W)

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