大引けの日経平均は204円高の3万3,241円、TOPIXは14ポイントの2,392ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は965、下落銘柄数は791。出来高は14億466万株、売買代金は3兆5,433億円。
海外投資家が中国リスクを警戒して、日本株にシフトしていることを背景に8日続伸となった。
サウジアラビアとロシアの減産延長で原油高となったことを受けて、石油関連が買われ、インフレ警戒から米国の長期金利が上昇したため金融株も高く、1ドル＝147円台に円安が進行したため、自動車が買われた。
その他、国産クラウド関連のさくらインターも高い。
一方、中国の原油需要不振と産油国の減産による原油出荷の停滞でVLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市況が低迷しているため、海運株は利食い売りとなった。
中古車販売のネクステージ(3186)は社員から告発相次ぐと報じられストップ安。サワイグループは骨粗しょう症治療薬のジェネリックの製造販売禁止と一部雑誌で検査不正が報じられ下落した。

業種別上昇率上位は証券、輸送用機器、鉱業、保険、石油で、下落率上位は海運、倉庫運輸、食品、陸運、電力ガス。（W）