大引けの日経平均は240円安の3万2,686円、TOPIXは33ポイント安の2,321ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は405、下落銘柄数は1,221。出来高は18億9,652万株、売買代金は4兆4,634億円。
FOMCメンバーによる政策金利予測で、中央値は来年3回の利下げ見通しが示され、パウエルFRB議長は会見で「いつになったら政策引き締めを縮小し始めるのが適切なのかという議論が視野に入ってきており、それは明らかに世界的な話題であり、今日の我々の会議でも議論された」と述べた。
2024年の利下げサイクル入りが示唆されたため、NYダウは最高値を更新したが、ドルが売られ円高が加速した。
日経平均は取引開始直後に194円高の3万3,120円となったが、円高進行を受けて下落した。
円相場が一時140円97銭となり、日経平均は411円安の3万2,515円となった場面もあった。
金利低下で銀行株と保険株が売られ、円高で自動車株や海運株も安い。
こうした中、リクルートは自社株買いの発表が歓迎された。
パチンコのSANKYOは大和証券がレーティングを「3(=中立)」→「1(=買い)」に引き上げた。2024年にはパチンコホールがより射幸性が高いと見られるパチンコ機へ入替を積極的に行う可能性があり、パチンコ機の販売シェアの高いSANKYOは想定以上に業績を伸ばすポテンシャルがあると紹介した。
中国で複数の呼吸器疾患が流行していると報じられたため、オンライン診療関連のメドレー(4480)に買いが入った。
業種別下落率上位は輸送用機器、銀行、保険、海運、電力ガスで、上昇はサービス、化学、金属。(W)