大引けの日経平均は775円高の3万7,155円、TOPIXは51ポイント高の2,616ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,340、下落銘柄数は257。出来高は17億2,591万株、売買代金は4兆594億円。
米国FOMCで0.5%の利下げを発表したが、FRB議長が会見で「0.5%の利下げは新たなペースと見なすべきではない」と発言した。
FOMCメンバーによる政策金利予測は、9人が年内残り0.5%の利下げを示唆したが、7人は0.25%を示唆している。
今後の利下げペースは速くないという見方で、米国長期金利が上昇し、ドルが買われ、一時1ドル=144円に接近する円安となったため、日経平均は1,000円を超える上げ幅となった場面もあった。
レーザーテックやトヨタ、メルカリ、リクルート、フジクラが買われた。
米大統領選のハリス候補が住宅支援策を打ち出しているため、恩恵期待で住友林業は最高値を更新した。
レバノンで17日と18日に、ヒズボラ戦闘員らが通信手段としていたポケットベル型通信機器が一斉に爆発し、多数の死者を出した。爆発した無線機に日本の通信機器メーカーのアイコムの社名の記載があったと報じられたため、アイコム(6820)は朝方売られたが、約10年前に終売しており、海外向け製品は経産省の安全保障貿易管理の規定に基づく輸出プログラムを策定し、厳格な輸出管理を行っていると説明したため、切り返した。
業種別上昇率上位は海運、保険、輸送用機器、非鉄、サービスで、下落業種はなし。(W)