TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米雇用統計の発表を控え小反落。半導体関連が売られ、低PBR銘柄が高い。三陽商会はPBR改善計画でストップ高
速報・市況2023年10月6日

☆[概況/大引け] 米雇用統計の発表を控え小反落。半導体関連が売られ、低PBR銘柄が高い。三陽商会はPBR改善計画でストップ高

大引けの日経平均は80円安の3万994円、TOPIXは0.3ポイント高の2,264ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,284、下落銘柄数は508。出来高は14億3,721万株、売買代金は3兆2,000億円。
米国雇用統計の発表を控え小反落。
米国の対中半導体規制で新たな規制措置が追加されるという観測報道を受け、半導体関連が売られた。
半導体向け切断・研削・研磨装置のディスコは、第2四半期の売上・出荷が計画を上回ったことで寄り付きは買われたが、買い一巡後に下落した。
反面、低PBR銘柄が物色され、川崎汽船や神戸鋼、三菱製紙、青山商事が高い。
三陽商会(8011)は通期予想の上方修正に加え、「PBR改善計画」も発表したためストップ高となった。PBRを改善するために、DOE(株主資本配当率)を2024年2月期に3%(配当予想は88円で33円増配)、25年2月期に4%(配当予想は126円で38円増配)に高めることを計画している。
一方、オンワードも通期予想を上方修正したが、6~8月期が営業赤字だったため売られた。

業種別下落率上位は鉱業、精密、電機、銀行、機械で、上昇率上位は海運、紙パルプ、電力ガス、食品、証券。(W)

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