TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米雇用統計発表前で小幅安もみ合い。鉄鋼や非鉄が売られ、Wスコープやメルカリ、百貨店は買われた
速報・市況2022年9月2日

☆[概況/大引け] 米雇用統計発表前で小幅安もみ合い。鉄鋼や非鉄が売られ、Wスコープやメルカリ、百貨店は買われた

大引けの日経平均は10円安の2万7,650円、TOPIXは5ポイント安の1,930ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は650、下落銘柄数は1,096。出来高は10億3,061万株、売買代金は2兆4,774億円。
米国雇用統計の発表を控え、日経平均は小幅安もみ合い。
三菱重工が続落となり、日本製鉄は反落。住友鉱山などの資源関連も下落したため、東邦チタニウムも安い。
カーコーティングのKeePer技研は8月のEXスーパーの既存店の施工台数が前年同月比3%減となったことで売られた。
丸和運輸機関は三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「Neutral」→「Underweight」に下げた。物流業界での人手不足問題や同社の人材採用の遅れに伴い、売上高に対する外注費や庸車費などの比率が高止まりすると考え、中期の営業利益予想を下方修正したことが理由。
一方、Wスコープは信用取引の臨時措置が解除されたことで買われた。
メルカリ(4385)が反発。メルペイでの与信(購入額の定額払いによる金利収入)事業が好調なため、損益改善の確度が高まってきたとみずほ証券は解説している。
三越伊勢丹などの百貨店はブランド衣料品の販売が好調で、8月の売上高が好感された。
米国ガソリン価格の低下による消費活発化期待で米国コンビニ事業の改善が期待されセブン&アイも高い。

業種別下落率上位は鉄鋼、空運、非鉄、海運、鉱業で、上昇率上位は証券、保険、紙パルプ、小売、銀行。(W)

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