TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤はもみ合い。トヨタとホンダ、パナソニックが買われ、日産は下落
速報・市況2025年2月5日

☆[概況/大引け] 終盤はもみ合い。トヨタとホンダ、パナソニックが買われ、日産は下落

大引けの日経平均は33円高の3万8,831円、TOPIXは7ポイント高の2,745ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は940、下落銘柄数は646。出来高は21億9,328万株、売買代金は4兆7,836億円。
日経平均は続伸して始まったが、赤沢経済再生相が「足もとはインフレの状態という認識、植田総裁と齟齬ない」と発言したため、利上げ容認の発言と受け止められ、円高に向かい、日経平均は11時過ぎに値下がりとなった。
その後、トヨタが業績上方修正で買われたことを受けて、日経平均も戻した場面もあった。終盤はもみ合い。
日産(7201)はホンダとの経営統合の基本合意を撤回方針で下落し、「救済」負担がなくなるホンダは上昇した。
朝方は、日産とホンダの経営統合が破談すれば、台湾の鴻海(ホンハイ)精密が日産の買収に意欲を示すという思惑で日産も上昇した場面があったが、経営統合の撤回により、信用格付けが引き下げられるリスクが警戒された。
パナソニックはグループ経営改革で大幅高。
東京精密は生成AI向け受注見通しでストップ高。
一方、イビデンは10~12月期が大幅減益でストップ安。
アステラス製薬は、すい臓がん向けの臨床試験のデータの公表を延期したことがマイナス視された。

業種別上昇率上位は海運、その他製品、輸送用機器、情報通信、倉庫運輸で、下落率上位は医薬品、空運、陸運、食品、ガラス土石。(W)

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